シメイ ホワイト【シメイ】
さてさて今回は「飲むパン」ことトラピストのご紹介です。
ビールの種類と発酵方法
ビールといえばキレ!喉ごし!
・・・だけではないということを紹介するべくこれまでの記事を書いて来ましたが
今回はそんなビールの種類についてお話ししたいと思います。
ビールの醸造過程で酵母を入れ発酵させるという手順があるわけですが、
大きく分けて2種類の発酵方法が実はあるのです。
それが「上面発酵」と「下面発酵」です!
(「自然発酵」というビールもありますが、
上記2種の違いを紹介したいので今回は割愛)
さて、上面と下面ってなんぞや!なにが上で下なんだ!
はい!それは酵母の場所なんです。
上面発酵では発酵の際常温(20℃前後)であるため
酵母が浮いて液の上の方で活動するそうです。
これによって作られるのが「エール」タイプのビールなんですね!
温度が高い方が酵母が香り成分を生み出しやすいらしく、
そのためエールタイプでは豊かな香りを楽しむことができるようです。
対して下面発酵では低温(10℃前後)で発酵するので
発酵後は酵母が沈殿していることからこう呼ばれるようです。
「ラガー」タイプのビールはこちらの方法で作られます。
シンプルな味わいでスッキリとした喉ごしの、
多くの人がビールといえばイメージするのがこちらかと思います。
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ヒューガルデン ホワイト【ヒューガルデン】
さてさて、今回はベルギーのビール・・・
ん・・・?
「発泡酒」って書いてあるじゃないですか!やだー!
というよく言われるネタのお話をしますと、
定められた原料以外のものを使用すると日本の酒税法上
「発泡酒」という扱いになるようです。
今回のビール、ヒューガルデンホワイトには麦芽、ホップ等以外に
なんとコリアンダーシード、オレンジピールが使用されているんですね。
そんな訳で日本で販売する上では「発泡酒」と表記しなければならないのですが、
もちろん本国ベルギーでは歴としたビールですのでご安心を!
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<ヒューガルデン ホワイト>
メーカー:ヒューガルデン
生産国:ベルギー
タイプ:ホワイトエール
アルコール度数:4.9%
価格:約300円(販売店により前後します)
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ロンドンプライド【フラーズ】
今回はイギリスのビールですよー!
ビールと言えばドイツのイメージがありますし、もちろんその通りなのですが
イギリスはいうなれば「エール」の国なのです。
紀元前より蜂蜜酒の代用品として作られたエールは永きに渡ってなんと1471年に至るまで
香料、保存料であるところのホップが使われていなかった様です。
しかも当時はホップ使用のもの→ビール、
不使用のもの→エールと区別されていたとかなんとか。
現在のようにエールにもホップが使用されるようになったのが1648年。
今では区別というより「エール」は数あるビールの種類のひとつといった感じですね。
この辺のビールの種類についても、近く記事を書きたいと思ってます。
(書きました→ビールの種類と発酵方法)
てなわけで!
前置きが長くなりましたが今回もペールエールです。
理由は飲みやすいからに他なりません!
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<ロンドンプライド>
メーカー:フラー・スミス・アンドターナー
生産国:イギリス
タイプ:イングリッシュペールエール
アルコール度数:4.7%
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